サステナブル(sustainable)あるいはサステナビリティ(sustainability)は持続可能な、あるいは持続可能性などと和訳されますが、21世紀の今日、それは決してこれまでの状況や現状を続けることができるという意味ではありません。
今日的な意味ではむしろ全く逆で、産業革命以降の200年間で人類が築いてきた近代~現代文明社会が早くも成長の限界を迎え、これ以上継続することが不可能であるという客観的、科学的根拠に基づいて、それに代わる新たな文明と社会の在り方をサステナビリティという言葉で表現しているのです。
そうしたサステナブルな社会を構想し、それを実現しうる価値観と理念を共有することこそが今日の世界で求められている最優先の課題なのです。
しかし、サステナブルな社会というものが論理的には理解できても実感として把握することは難しく、まして、そのことがこれまで培ってきた常識や利害関係に合わず、自らが信じてきた富や幸福といった豊かさの基準に反すると思えば興味も薄れるでしょう。
私たちは、サステナブルな社会を実現するための客観的条件をもとに構想図を描き、その実現の可能性を探り、そのことを実証するためのプロジェクトを起こす、つまりデザインすることを目的に一般社団法人サステナブルデザイン工房を設立いたしました。
【名称】
一般社団法人サステナブルデザイン工房(通称Sus De Ko:サスデコ)
【所在地】
山形県最上郡最上町大字富澤834-5